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吉田聡を褒め称える事が大好きな吉田聡ファンによるブログ


by sisousi-kenta
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バードマンラリー

バードマンラリーの面白さはさすが、話の大筋とはそれほど関係ないシーンなんですがそのシーンがあるから漫画自体が引き立つシーンって言うのが吉田聡の漫画にはよく出てきます。
本の短編のうちバードマンラリーではあきらめかけた息子を勇気付けた後の父親の帰っていくシーン このシーンによってその前の漫画の重要シーンである勇気付けるシーンと初めて人力飛行機が飛んだとき全員が驚く中一人うれしそうに見守るシーンが最高のシーンになる。そして何より漫画自体広く開かれたものにしている
天翔ける鈴ではやはりストーリーの最後の1コマだ、この終わり方はハイスクール奇面組みやフラッシュ、リトル、以上だと思う
ダックテールはやっぱり腕に刺さったガラスを抜くシーンだダックテールを吉田聡の最高傑作とまで言われるようにした縁の下の力持ちだと思う。
あらすじについて
バードマンラリーのあらすじは
簡単に説明すれば浮田幸吉が鳥人間コンテストの滑空機部門のような飛行機を作りどちらが都会から来た美女に最後の別れを告げるかをかけてバイクと競争する話と宇宙から来たという変人渦紋とツッパリの渋川の友情の話、それと自分を変えたいと思う金子と昔の恋人に会いに行く片平の二人で札幌に行く話です。
この物語の主人公は浮田幸吉の子孫かもしれない浮田康介ですが、

人力飛行機を作り続けているんですが一度も飛んだことはなかった。

そして都会からやってきた美女門仲理沙が手伝い始める。

そして康介は理沙を好きになっていく、

子供の頃一緒に飛ぶことあきらめいつまでも現実を見ない康介を疎ましく思う城之内映二も理沙を好きになる。

そして理沙が自分以上に飛べることを信じていることに気づき、自分が本当は飛べないと思っているんじゃないかと思い悩み理沙に合えなくなっている時

城之内が理沙が10日後都会に帰ること、その時最後の勝負をすること、を告げ、そして浮田の悩みを言い当てる。

そして浮田と城之内の父親同士も空港建設と空港反対派のリーダーとして対立していた。

「なんの道楽で建設反対派のリーダーなんぞやっとるんだ!?」

「オレはこの町の古さが美しいと思ってる・・変わる必要はないさ・・・・・」

康介はこのとき初めて父親が空港反対派のリーダーをしている事を知る。

そして城之内に気づかない振りしてきた自分の気持ちを気づかされた康介は絶望し人力飛行機を壊そうとする。

そこに父親が現われる

「なんだ。もうあきらめるのか?」

「父さん・・・・・・・!!や・・・やっぱりボクにはムリだよ・・・・・浮かぶには翼が小さ過ぎるし広げようとすると重くなるし・・・・・・・」

「ふうん・・・・・」

「・・・・・・しかしおまえ、もう一度やってみろよ。」

「だってこれで27回も・・・・・」

「何回だってやってみろ!!」

「父さん・・・・・!?」

「本当にそれが限界か!?」

「男には信念を持ったら形で示さねばならんときがあるだろう!」

「おまえも・・・・」

「今がその時なんじゃないのか・・・・・・・?」

「世の中何も進んでるもんや便利なものばかりがいいとは限らん。おまえの人力飛行機もなかなかいい・・・・」

「ここであきらめたらずうっと後悔するぞ!」

これで康介は吹っ切れてもまた飛行機を作り始めるわけですがここでも最後のコマで

最後のセリフとカランコロンという下駄の音と

「わははははは」と笑う父親の後姿が描かれている。

なんの関係もないし笑うようなところではけしてなかったはずの場面だったが

吉田聡の絵はそれさえもしっくりこさせてしまう。

そして康介と城之内は最後のレースをはじめる。

そして浮田は初めて飛ぶ。

そして町の人たちは唖然としている。

空港建設の反対の集まりの人たちも唖然としている。

そんな中康介の父親ただ一人息子の飛ぶ姿を見守っている。

そして最後にずっと動かなかった風見鶏に浮田がずっとつけていたゴーグルがかけられている。

天翔ける鈴では

自称宇宙人禍紋がなぜか仲良くなったツッパリの渋川に自分の生まれた星の話をし、

自分のいつも首につけている鈴は仲間が近くに来た時だけ鳴るといっていた。

それは誰も信じない話だったが、渋川だけは信じるといっていた。

渋川の高校では他の高校ともめていて、渋川が昔お世話になっていた先輩がそのほかの高校の中心人物だった。

その先輩と自分の学校の板ばさみになり苦しんでいる。


そして渋川が自分の学校をとらずに大好きで尊敬していた先輩を選びホントに正しかったのか悩み、

渦紋は渋川が正しかったこととその理由を熱弁し

今まで自分が宇宙人ということ、

痛みを感じないということ、

仲間の宇宙人が近づくと鈴が鳴るということ

痛みを感じないために心の痛みが分からず星が滅びることになったことなどを信じるといってくれた渋川に

「この話信じてくれるか?」と問う

そして苦しむ渋川は

「おめえの話なんざ最初っから信じてねぇよ!!」

と言い放つ。

そして渋川は学校で私刑されそこに渦紋が宇宙人お姿で助けに来る。

そのまま「ありがとうシブカワ・・・・おまえに会えてよかったー」という言葉を残して宇宙に帰っていく。

最後に空を見つめその言葉を反すうしているシブカワを心配した女友達の千夏に

「空を翔けるダチをひとり、見送ってたのさ!」と言い

キョトンとしている千夏に、渦紋が信じられない話をしてキョトンとしているシブカワによく言っていた、

「おめえは・・・・ホンキでそんな話信じんのか?バカか?」

といい

心の中でまたな・・・・・!!カモン・・・・・!!と別れを告げる

そして最後にからかわれて起こっている千夏とその後ろで犬と遊ぶシブカワ漫画を描きおえ空を見る吉田聡がかかれ

「そしてこのお話は・・・・・・・・・・」

「ーーーーー-真実かもしれません。」

ダックテールは

好きだった女の子に振られ、期末テストの成績も最悪でおまけにうんこまでもらした金子敬太が自分に絶望し、

旅に出て大嫌いな自分を捨てると酒に酔った勢いで叫ぶ。

うんこもらした時にちょうどトイレでそれを目撃した片平が

「途中までなら運んでってやるぜ。」

そして二人はバイクで北海道に行く。

文句なくかっこいい漫画です。

1度金子は途中で帰ろうとするがやはり行くことに決める。

その後は金子は吹っ切れる、そしてそれ以前とそれからの表情の違いに注目して読むとより面白いと思う。

そして片平の北海道に来た目的は昔の結婚まで約束をした恋人を探すことで、
なぜ別れたかの話をする。

そして、

その中で片平が

「他人の眼に写る自分しか興味が持てなかったんだ。オレは旅に出てはじめてそれを知った・・・・・男って・・・・・バカだな・・・・・」とつぶやく

それを聞く金子は目しか描かれていない。

ただ気持ちがなぜか伝わってくる。

その後その恋人がすでに結婚している事を知り、

帰り道金子は

「・・・・・・寂しくなることないのかい!?おまえ・・・・・自分を見つめているウチに一人ぼっちに・・・・・・」

と問う
といった感じです。
感想
バードマンラリーの感想は
「最高の漫画」それ以外いいようがない
全体を通していえることはバードマンラリーは最高の漫画ということです。
あとみかんさんの漫画が漫画大衆に載ったそうです。
田舎なのでまだ読めてませんが
Commented by エロ at 2008-01-17 00:54 x
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Commented by エロ at 2008-01-21 21:18 x
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by sisousi-kenta | 2007-09-16 21:27 | Comments(2)